21世紀枠県推薦校の近大高専に表彰状伝達 来年春の第92回選抜高校野球

【県高野連の鈴木会長(左)から表彰状を受け取る近大高専の村田校長=名張市春日丘の近大高専で】

来年春の第92回選抜高校野球大会「21世紀枠」県推薦校に初めて選ばれた近畿大学工業高専(村田圭治校長)への表彰伝達式が22日、名張市春日丘の同校であり、村田校長が、県高野連の鈴木達哉会長から表彰状を受け取った。

12月13日に東海4県の推薦校4校の中から東海地区候補1校が発表され、来年1月24日の選考会で全国9地区から3校が選ばれる。鈴木会長は同席した田島大輔主将(2年)ら選手代表に「県を代表するチームとして自覚を持ち、1月24日に吉報が届くよう毎日を頑張って」と激励した。

近畿大学の併設校として1962年に熊野市で開校。2011年春に名張市で移転開校した。野球部の創部は1963年。春夏通じて甲子園の出場経験はないが2011年夏の県大会でベスト4入りするなど近年安定した成績を残している。今年9月にはセンバツの選考材料となる秋の県大会で初優勝。10月の東海大会は初戦の準々決勝で加藤学園(静岡)に敗れたが延長十回、4―5の惜敗だった。

名張市移転後、近府県からの入学者が増えたが、野球部として地元イベントに参加したり、清掃活動に取り組むなど地域に溶け込む努力も重ねているという。鈴木会長は「野球部としての実績は申し分ない。他地域から生徒が来てくれること自体地域の活性化につながる」と推薦の理由を語った。

チームは夏の甲子園出場に向けて既に再出発している。加藤学園戦で先発登板した外野手兼任の白石晃大投手(2年)は「東海大会は自分が投げて負けた。勝てる投手になりたい」と投手力向上に力を入れる。21世紀枠代表への推薦については「一回は途絶えた(センバツへの)チャンスを再び頂けた。練習をもっと頑張れる」と感謝していた。

来春の選抜大会出場校は32校。東海4県からは秋の東海大会優勝の中京大中京(愛知)と準優勝の県岐阜商が一般枠での出場が確実視。中京大中京の神宮大会優勝で東海大会4強の加藤学園、藤枝明誠(静岡)のいずれかの神宮大会枠での出場が濃厚となっている。