建設候補地、新たに追加 広域ごみ処理施設で尾鷲市 中電の燃料基地用地 三重

【尾鷲】三重県尾鷲市は21日、東紀州5市町で整備を進めている広域ごみ処理施設の建設候補予定地について、新たに中部電力が所有する同市矢浜の燃料基地用地(第2ヤード)を追加すると、市議会行政常任委員会で発表した。

これまで市は、ごみ処理施設の候補地を、同市国市松泉町の中部電力尾鷲三田工事所(旧尾鷲三田火力発電所)の定期点検用地(1万1000平方メートル)とする方向で進めてきた。

新たな候補地は、発電用の油が入っていた燃料タンクが設置されている第2ヤード。面積は6万3千平方メートル。三田工事所によると、今後、燃料タンクは撤去していく。

今年10月、中電から市に、第2ヤードを新たな候補地に追加するよう提案があった。また、先に候補地となっていた定期点検用地は盛土費や遮水工費などの付帯工事費などを含む施設建設費の概算が88億4千万円と想定より高額であることから、今月11日に開かれた5市町の首長が集う一部事務組合設立準備会で「広域で行うことによる建設費用のメリットを考えると、費用を抑えることを検討しなければならない」との結論に至った。

市は広域ごみ処理施設の一部事務組合を設立するための議案を12月定例会に上程する予定だったが、新たな候補地の出現などを受け、先送りすることにした。

加藤千速市長は建設予定地の確定が延び、議案上程を見送ることについて謝罪し「用地を比較検討できる資料を一刻も早く示したい」と述べた。