両陛下きょう三重県内訪問 警備体制を強化 県警、私服警官増やし配慮

天皇、皇后両陛下が21日から三重県内を訪問されるのを前に、県警は他府県警の応援を受けるなどして警備体制を強化する一方、私服警官の割合を多くするなどし、物々しさの排除に努めている。

歴代首相の神宮参拝などで厳重な警備態勢を敷かれることの多い伊勢市だが、両陛下の来県を前にした20日も大勢の制服警官が街中を巡回している様子はない。一方、時折見かけるのは私服警官の姿だ。

「警備で街中がぴりぴりしている感じはない」と話すのは、外宮に近い同市本町の老舗旅館「山田館」の四代目・篠崎純一さん(35)。パトカーの数が少し増えたと感じるくらいという。

上皇ご夫妻が平成2年に「親謁の儀」で伊勢神宮を参拝された際、県警は市内に通じる全ての道路で24時間態勢の検問も実施した。今回は当時と対照的に警備が物々しくならないように配慮している。

上皇ご夫妻と同じく国民との触れ合いを大切にする両陛下の意向をくんだ対応という。岡素彦県警本部長は「一番は身辺の安全。陛下が国民と交流する重要な機会にふさわしい警備をしたい」と話す。