伊勢・駅前再開発、基本合意で市議会 締結に向けた議論を了承 三重

【基本合意に向けて理解を求める鈴木市長=伊勢市議会議場で】

【伊勢】三重県の伊勢市議会全員協議会は20日開き、市が民間開発の複合ビルを利用して保健福祉拠点の整備を検討している同市駅前B地区市街地再開発事業の基本合意について、議論の場を常任委の教育民生委員協議会に移す方針で一致した。

鈴木健一市長は冒頭、「決して議会軽視しているつもりはなく、説明責任を果たしてきたつもりだったが、議長から議会軽視とされるなら全て私の不徳のいたすところ」と陳謝。その上で、「今後も引き続き議会の皆様に丁寧に説明申し上げ、ご理解たまわりながらまずは基本合意締結に理解をいただきたい」と求めた。

中山裕司議長は閉会後の取材に対し、「市長の謝罪内容はいかがなものかとは思ったがそこにこだわっても現実に工事は進んでいる。いずれ結論を出す必要があり、議長の任期中に方向性を出しておきたかった」とし、合意締結に向けた議論に一定の理解を示した。一方で、「これほど長期にわたる債務負担行為はかつてなかった。これからの議論が重要」と釘を刺した。

同事業を巡っては、市当局とビルの開発業者とのやり取りについて、一部議員が「議会への十分な経緯説明がないまま入居を前提で計画を先行させた」などとして議会軽視を指摘。中山議長は今月8日の全員協議会で、基本合意の締結に向けた協議への前提として、「何が議会軽視に当たるか課題を整理して謝罪を」と市に求めていた。