ネコギギの稚魚放流 鈴鹿高校・自然科学部 産卵、孵化させ鈴鹿川に 三重

【川に放流するネコギギの稚魚=亀山市内で】

【亀山】国の天然記念物で絶滅危惧類の淡水魚ネコギギの生息域外保全に取り組む、三重県の鈴鹿高校自然科学部は17日夜、亀山市内の鈴鹿川水系に成魚9匹と稚魚96匹を放流した。

同科学部は、伊勢湾に注ぐ同市内の鈴鹿川水系に生息するネコギギ(ナマズ目ギギ科)の生息確認調査を平成19年度から始め、これまでに成魚を捕獲し、同校の水槽で産卵、稚魚を孵化させ増殖させている。

この日は、同部員4人と教諭2人、市職員1人の計7人が、稚魚が川の水になじむよう、ネコギギを入れた水槽を川に約3時間入れる「川慣らし」をした後、丁寧に放流した。

2年生の堤光部長(17)は「貴重な生き物を守り、成長していく過程に関わる研究に興味がある。繁殖するまでの魚同士の組み合わせを探すのが難しい」と話していた。