オスプレイ「最大限配慮」 防衛省、理解求める 伊勢市長の抗議受け 三重

【明野駐屯地でのオスプレイ使用について鈴木市長(左)に説明する森支局長=伊勢市役所で】

【伊勢】米海兵隊との実動訓練に伴い、12月に陸上自衛隊明野駐屯地(三重県伊勢市小俣町明野)で再びオスプレイが使用されることについて、鈴木健一伊勢市長が抗議文を提出したのを受け、防衛省東海防衛支局(名古屋市)の森卓生支局長は18日、同市役所を訪れ、鈴木市長に経緯を説明し、使用への理解を求めた。

森局長は、「訓練に伴う技術や共同対処能力の向上、沖縄での基地負担軽減といった重要性について理解を求めた」とし、来月以降の同駐屯地使用の可能性については、「市や県の抗議や懸念の声に最大限配慮して対策したい」と述べた。

また近隣住民の不安払拭や米海兵隊の動向確認のため、訓練を挟む今月27日から来月14日にかけて、関場一幸同支局次長を長とする現地対策本部を同駐屯地内に設置し、問い合わせなどに応じるとした。

鈴木市長は「中止を決定できる立場ではない」とした上で、「前回から1年経たない中での発表にまさかという思い。抗議を含め重く受け止めて最大限配慮、検討していただくと聞いた。今後どう考えていくかは検討したい」と話した。

防衛省は14日、米海兵隊との実動訓練に伴い12月1―13日にかけてオスプレイの機体整備に同駐屯地を使用すると発表。今年2月に同様の訓練で明野駐屯地が使用された際、「基地使用の常態化は受け入れられない」と同支局に伝えていた経緯から、鈴木市長は翌15日、「極めて遺憾であり強く抗議する」などと抗議文を提出していた。