
【亀山】三重県の亀山市立図書館(井上香代子館長)は17日、同市若山町の同館で、第35回「創作童話」表彰式を開き、入選者6人のうち5人が出席し、井上館長が表彰状を手渡した。
創作童話は、音声を耳で聞いて物語を想像することを前提に、個々の温まる豊かな創造性を育むのが狙い。市内外から応募のあった作品の中から、「亀山絵本と童話の会」の会員と同館職員が審査した。
人間をメダカに置き換え、ほかの魚と比べずに自分らしさに気が付くという作品「メダカのポン」を書いた、県立亀山高校3年生の矢倉すみれさん(17)は「初めて応募し、まさか選ばれるとは思っていなかったのでうれしい」と笑顔。入選6作品は、テレホン童話サービスのほか、童話集「くりの木」に掲載される。
入選者は次の6人。
境俊人さん、久保田さちこさん、冬柴純さん、山口眞知さん、森口あゆみさん、矢倉すみれさん。