移住希望者、尾鷲の暮らし体験 魚店見学や魚のさばき方教わる 三重

【包丁などを使って魚のうろこを取る参加者ら=尾鷲市朝日町の土井見世邸で】

【尾鷲】三重、和歌山、奈良の3県でつくる紀伊半島移住プロモーション事業実行委員会が主催する「紀伊半島はたらく・くらすプロジェクト」が11日から20日まで三重県尾鷲市内で開かれ、東京や大阪、石川などから訪れた18人が参加している。17日は希望者が市内の魚店を見学したり尾鷲港で水揚げされた魚をさばいたりした。

紀伊半島への移住定住や関係人口の創出を促進することを目的とした紀伊半島移住プロモーション事業の一環。事業は平成27年度から始まり今年で5年目。

プロジェクトは、移住希望者と地域や行政をつなぐサービスを手掛ける「カヤックLiving」(神奈川県鎌倉市)に委託している。参加者は期間中、2泊3日以上尾鷲市内に滞在し、地域住民らと交流したりイベントに参加したりしている。

この日は同市坂場町の岩崎魚店でイサキやブダイなどを購入した後、同市朝日町の国登録有形文化財の邸宅「土井見世邸」に移動。参加者らは地域おこし協力隊員の郷橋正成さん(35)から魚のうろこの取り方などを教えてもらいながら、包丁などを使ってうろこを取り、魚をさばいた。

このプロジェクトはフリーライターやフリーのウェブ制作者などが半数以上参加している。土井見世邸は、コワーキングスペースとして仕事ができるように整備を進めており、今後も移住者らが活動する場所として期待される。

東京都目黒区から訪れたIT関連会社員の榎本彩花さん(25)は「将来は自然があるところで暮らしたいと思っている。尾鷲市は山、川、海があり暮らしやすそう」と話した。