「江川選手からヒット打ち一軍に」元プロ野球の新谷氏講演、旧小俣町出身

【参加者にバッティング方法などを伝授する新谷さん(左)=伊勢市の市立小俣町図書館で】

旧度会郡小俣町出身の元プロ野球選手、新谷嘉孝さん(65)の講演会「波瀾万丈の野球人生!」が16日夜、伊勢市の同市立小俣図書館2階ホールで開かれた。新谷さんは選手時代のエピソードや闘病生活などを語り、参加した約200人が聞き入った。

新谷さんは小俣中、三重高を経て昭和48年にプロ野球ロッテオリオンズにドラフト6位で入団。退団する59年まで12年間プレーした。現役引退後は少年硬式野球の指導などをし、野球振興に努めてきた。

新谷さんは現在、鹿児島県在住。今年3月にガンが見つかり、闘病生活を開始。しかし、治療の効果もあり現在は体調が回復しているという。今回、新谷さんの同級生や先輩、後輩など有志が協力し、新谷さんの選手生活や経験から得た人生観、スポーツの素晴らしさなどを語ってもらおうと講演会を企画した。

新谷さんは「地元で講演できて感激している」と強調。選手時代を振り返り、元プロ野球選手の落合博満氏と二軍でチームメイトだったとし、「2人とも江川(卓)選手からヒットを打ち、一軍にあげてもらった。その後、落合選手は私よりずいぶん活躍した」など、笑いを交えて話した。

闘病生活も語り、「ガンになったが諦めずに希望を持って頑張りたい」と話した。

壇上では参加した子どもたちに独自のトレーニング方法「両面打ち」も披露し、野球の素晴らしさを伝えた。

講演会に参加した同市小俣町の藤本恵一さん(53)は「私にとって新谷さんは同じ中、高の大先輩でありヒーロー。波瀾万丈の出来事には驚いたが、笑って話される姿に感動した」と話していた。