「職員の法令遵守徹底を」 出前講座のアンケート修正依頼問題で三重県議会 

【アンケートの修正依頼問題で対応を議論する広聴広報会議=県議会議事堂で】

三重県議会事務局が出前講座を受け入れた学校側にアンケートの内容を修正するよう依頼した問題で、出前講座を主催する県議会広聴広報会議(座長=北川裕之副議長、11人)は15日、問題への対応を議論した。再発防止策として、職員に対するコンプライアンス(法令順守)意識の徹底を図り、出前講座に複数の職員を同行させることなどで合意した。

北川座長は「アンケートは自由な意思を率直に聞くもので、修正を求めてはならないのは当然のこと。アンケートの信頼を損ない、県議会や出前講座の信用失墜にもつながる行為だ」と指摘した。

その上で、職員にコンプライアンス意識の徹底を図る▽出前講座の実施先と事前に十分な打ち合わせをする▽複数の職員が出前講座に同行する―の3点を再発防止策として提案し、委員らの了承を得た。

委員からは「アンケートの修正を依頼したことに対して学校側から指摘があった当時、事務局内で問題にならなかったのか」「広聴広報会議に問題を報告していなかったのか」と問う声が上がった。

これに対し、議会事務局は当時から問題を把握していたが、広聴広報会議に報告していなかったと説明。北川座長は「当時は、あくまで(議会事務局の)担当者レベルで謝罪したと聞いている」と説明した。

問題を巡っては、昨年11月の出前講座でアンケートに「生徒にとってプラスになったか極めてわかりにくい」と回答した県立名張高の教員に、職員が「前向きな意見にしてほしい」と修正を依頼した。