「次郎柿」のカクテル実演 日本バーテンダー協会 相可高生に傷柿活用伝授 三重

【バーテンダーから柿カクテルの作り方を学ぶ生徒ら=多気町役場で】

【多気郡】日本バーテンダー協会中日本統括本部県本部三重支部は12日、三重県多気町の特産品「次郎柿」を使ったカクテルを提供するキャンペーンを始めた。11日には道上千歳県本部長らバーテンダー3人が多気町役場を訪れ、出荷できない傷柿の有効利用を考える地元の相可高校食物調理科の生徒5人に活用のヒントを伝授した。

町は昨年、協会に傷柿の利用を働き掛け、協会は「柿と白ワインのスムージー」や「柿と梅酒のカクテル」など8種類を考案し、県内のバーで提供した。今年も四日市、津、松阪、伊勢各市のバー12店舗で12月中旬まで販売する。

一方、食物調理科の2年生40人も傷柿活用に取り組み、ケーキやパンなどのレシピを研究している。

道上本部長は「カクテルは甘み、酸味、香りが必要。柿は酸味がなく、柿のカクテルを作るバーテンダーは少ない。甘みの個体差も激しい」と指摘。すりおろす前にレモンを一滴加え、甘みが集まる皮の裏まですりおろすなどの工夫を伝えた。

また、「甘みが均一のすりおろしたピューレの冷凍があると一年中使え、うれしい。他県のバーテンダーに勧められる」と話した。

生徒らはノンアルコールカクテルを試飲し、熱心にメモを取ってプロの技術を学んだ。