
サッカーの第98回全国高校選手権三重県大会は9日、鈴鹿市御薗町のスポーツの杜鈴鹿で決勝があり、四日市中央工が3―2で海星を下して優勝し、2大会連続34回目の全国高校選手権出場を決めた。
四中工は立ち上がりから敵陣に攻め込み前半だけで3得点。試合開始早々FW田口裕也のプレーが海星GKのミスを誘うと前半3分、主将のMF森夢真がPKを決めて1点を先制。6分には田口が海星GKとの1対1を制して2点目、19分には森のクロスをDF永﨑楓人が頭で合わせて3点目を奪った。
海星は後半から猛追。後半26分にFW中村藤也のアシストでMF東川大将がゴールを決めると、4分後セットプレーからFW鳥喰靖登が2点目を挙げて1点差にしたが、その後は四中工の粘り強い守備に追加点を阻まれた。
試合後は閉会式が行われ、大会最優秀選手に決勝で1ゴール1アシストの活躍を見せた四中工の森主将が受賞。今大会と今年春の県高校総体の準々決勝以降の試合で挙げた得点が最も多い選手に与えられる得点王は、4得点の田口裕也(四中工)、浅野快斗(同)、鳥喰靖登(海星)が分け合った。