企業との交流呼び掛け 三重県知事、スペインで組合グループに

【ゴイティア会長(左手前)と懇談する鈴木知事(右から2人目)=スペイン・モンドラゴン市で(県提供)】

スペイン訪問中の鈴木英敬三重県知事は8日、バスク自治州のモンドラゴン市を拠点とする企業などでつくるモンドラゴン協同組合グループの本部を訪れた。組合の幹部らと懇談し、県内企業との交流を呼び掛けた。

県によると、グループは製造や販売、流通など各業界の組合を束ねる組織。大学や研究機関なども加わっている。産業分野で連携するバスク自治州から紹介を受け、県の訪問が実現したという。

この日、鈴木知事は組合のオスカル・ゴイティア会長やバスク自治州経済インフラ省のハビエル・ザラオナインディア副大臣らと懇談。鈴木知事に同行した県内企業も出席し、自社の技術を紹介した。

鈴木知事は「県の高い経済成長率は、高い技術を持った県内の企業がけん引している」と紹介。「モンドラゴン協同組合に加盟する企業とのマッチングを進めて県内の経済を成長させたい」と述べた。

ゴイティア会長は「先月は三重などを訪れる予定だったが、残念ながらできなかった。来年は訪れたい」とあいさつ。ザラオナインディア副大臣は「組合は常に海外へ目を向けている」と述べた。

また、鈴木知事は地元企業などによる出資で設立した研究施設「自動車インテリジェンスセンター」を視察。企業間で技術を共有する「オープンイノベーション」の先進事例について説明を受けた。

鈴木知事は5日からスペインを訪れ、7日はバスク自治州と産業と食の分野で交流を進めることで合意。「美食の街」とされるサンセバスチャン市では県産食材をアピールした。10日午前に帰国する。