古代の塩作り紹介 鈴鹿市考古博物館で特別展 三重

【土器を使った塩作りについて紹介する展示の数々=鈴鹿市国分町の市考古博物館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市国分町の同市考古博物館はこのほど、特別展示室で特別展「塩を作り、運ぶ~伊勢湾をめぐって~」を開き、県内外の弥生時代―古代の製塩土器を中心とした約330点を展示した。12月15日まで。船の科学館「海の学びミュージアムサポート」支援対象事業。

土器を使った塩作りの手順などをパネルで紹介するほか、洗面器のような形をした平底の志摩式製塩土器、砂浜にさして使う棒状の脚部を持つ知多式製塩土器などを展示し、地域によって使用する土器の形状が違うことを明確にした。

そのほか、奈良時代に税として、平城京などに運ばれた塩に付けられていた荷札木簡のレプリカや写真パネルからは、塩が運ばれたルートが分かるという。

同館では「塩作りを通して古代の人々と海の関わり、地域の交流などについて理解を深めるきっかけになれば」と話していた。

関連イベントとして、17日午後2時から、奈良文化財研究所の神野恵さんが講師となり「平城京に運ばれた塩はどこから来たのか」をテーマに話す。

問い合わせは同館=電話059(374)1994=へ。