「せんぐう館」の復旧完了 伊勢・外宮、関係者ら再開祝う 三重

【蟇目(ひきめ)の儀を奉納する小笠原流次期家元の清忠さん=伊勢市のせんぐう館で】

【伊勢】平成29年10月の台風21号で浸水害を受け休館していた三重県の伊勢神宮外宮内の式年遷宮記念「せんぐう館」の復旧工事が完了し、7日に同所で開館記念式典があった。小松揮世久大宮司をはじめ神社や地元観光関係者ら110人が参列し、再開を祝った。

同館は第62回式年遷宮の付帯事業として遷宮に伴う各種神事や理念の継承を目的に24年4月に開館。29年5月に来館200万人を達成したが、同年秋に発生した台風で浸水し、地下の展示室や資料などが水没した。

式典で吉川竜美館長が「心と技を未来につなぐ大切さを理解いただくように務めてきた。理念や活動を継承し、繁栄のシンボルと文化発信の一大拠点として発展させたい」とあいさつした。

また池を臨む奉納舞台では邪気を打ち払い安全を祈願する「蟇目(ひきめ)の儀」を奉納。小笠原流弓術次期家元の小笠原清忠さん(39)が正殿の方角に置いた的に向かいかぶら矢を放つと、訪れた参拝客からは歓声が上がった。

入館料は一般300円、小中学生百円、未就学児無料。開館時間は午前9時―午後4時。毎月第4火曜日は休館。