9日に全国高校サッカー選手権県大会決勝 実力伯仲、2年連続の対戦

サッカーの第98回全国高校選手権三重県大会は、9日午後0時5分から、スポーツの杜鈴鹿メーングラウンドで決勝が行われる。2大会連続の全国高校選手権出場を誓う四日市中央工と、3大会ぶりの全国高校選手権出場に挑む海星が2年連続で対戦する。両校とも前線にタレントが多く、1~2月にかけて行われた県高校新人大会、5~6月にかけて開催の県高校総体に続く今年3度目の頂上対決。過去2大会はいずれも四中工が制したがスコアは1―0と伯仲しており、今年最後の対戦も好ゲームが予想される。

四中工は3年生MFの森夢真主将を起点とした攻撃が機能するかが連覇のカギを握る。

高2までFWがおもな守備位置。ドリブルでの突破力を最大の武器に、同学年の田口裕也、和田彩起らと早くから頭角を現し、攻撃の最前線で活躍してきた。

新チーム発足以降はボランチが定位置になった。勝負どころではドリブルで切り込み、自ら得点を狙いにいくが、普段はパスの出し手として中盤を支える。

「チームが勝つことが一番。自分が攻撃の起点となってチームを支えたい」と覚悟を示す主将に、伊室陽介監督は「組み立てからフィニッシュまで行う。まさにチームの心臓」と厚い信頼を寄せる。

海星は昨年の選手権予選を含めると3大会連続で決勝で四中工に敗れている。「四中工を倒さなければ全国に行けない」と話す主将のDF岡本睦規は「前の選手を中心に個性を出し合い、かみあっていくチーム。相手が予測できない動きで勝ちたい」と力を込める。

個性豊かな3年生の中で、シュート力の非凡なFW假谷竜也、パスの精度が高いMF深川透亜、ドリブルが最大の魅力のMF清水俊樹には青柳隆監督も「好きなようにさせている」。

このうち清水はボランチとして攻守の要を務める。小学時代からの友人の四中工・森との中盤対決を前に「個の力は相手が上。周りを生かして組織で勝つ」と意気込む。