ハサミが3本 志摩マリンランド タイワンガザミ展示 三重

【左のハサミ脚の上部にもう1つハサミがあるタイワンガザミ=志摩市阿児町神明の志摩マリンランドで】

【志摩】三重県志摩市阿児町神明の水族館「志摩マリンランド」で、ハサミが3本あるタイワンガザミが展示されている。左のハサミ脚の上部から小さなハサミが生えてきた形で、ピースをしているようにも見えるユーモラスなカニの姿を来館者が楽しんでいる。

ワタリガニの仲間のタイワンガザミは相模湾以南の西部太平洋、インド洋、地中海に分布し、浅い海の砂泥域などに生息する。

今回展示したのは雄のタイワンガザミで、先月末に同町立神の英虞湾で漁師が捕獲したもの。甲幅約12センチ、甲長約6センチ。小さなハサミは動かないという。珍しいハサミを持つカニの展示は、平成11年のハサミが3本のタイワンガザミ、同21年のハサミに過剰な突起があるイシガニに次いで3例目。

同館によると、ハサミ脚が傷つくとその後脱皮した際、異常なハサミ脚として再生されることがあり、今回も過去にハサミ脚が傷ついた可能性があるという。

飼育員の安部瑞貴さん(25)は「十年に一度のペースで入館している珍しいカニ。ハサミを再生するカニの生態も知ってもらえるのでは」と話していた。