三重県内景気、大幅に悪化 10月「減速一段と色濃く」 帝国DB津支店

帝国データバンク津支店が6日に発表した10月の三重県内景気動向調査結果によると、「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を差し引いた景気DIは前月比3・7ポイント減の41・9だった。3カ月ぶりに大幅に悪化し、8カ月連続で50を下回った。特に小売は前月比8・5ポイント減の29・6で、5カ月ぶりに20台まで落ち込んだ。同支店は「景気減速が一段と色濃くなりつつある」とみている。

全国順位は前月から16下がって33位。前年同月(12位)も下回り、東海4県で最下位となった。

規模別では大企業が前月と比べて0・6ポイント減の52・2、中小企業は3・9ポイント減の40・2でいずれも悪化。特に小規模企業の落ち込みが大きかった。大企業と中小企業の規模間格差は12・0となり、前月から3・3ポイント拡大した。

業界別では、8業種のうち建設業以外の7業種で50を割り込んだ。前月と比べてサービス業がやや改善した一方で、小売や運輸・倉庫など7業種は悪化した。主要産業の製造業は前月比2・1ポイント減の39・6で、40を割り込んだ。

同支店は消費増税の影響について「買い控えなどの影響はみられるが、もともと小売の景気は悪かったため、それほど大きな影響ではない」と説明。「地域経済をけん引する製造業が40を下回っており、建設業も落ち込む可能性がある」と警戒感を示した。