あおり運転障害で実刑 大型トラックの男 津地裁判決、懲役1年8月 三重

あおり運転で大型トラックを乗用車に衝突させ、相手方の運転手にけがを負わせたなどとして、傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた京都市伏見区深草西浦町、トラック運転手重田栄一被告(59)の判決公判が5日、津地裁であり、濵口紗織裁判官は懲役1年8月(求刑・懲役2年)を言い渡した。

判決理由で濵口裁判官は「被害車両に車間距離を詰められたとして腹を立て、約4キロにわたり幅寄せなどで妨害行為を繰り返した」と指摘。「窓から手を出して振り、追い越し行為を誘っておきながら幅寄せで自車を衝突させており、非常に危険な行為」と述べた。

その上で「逃走し、運転手としての最低限の責任を果たすことも放棄しており、強い非難に値する。被告の供述からは自身の運転の危険性についてどこまで理解しているのか不安が残る」と指摘した。

判決によると、重田被告は6月18日午後5時10分ごろ、亀山市の名阪国道上り線で大型トラックを運転中、追い越し車線を走る男性(33)の乗用車に幅寄せし、乗用車の左側面にトラックを衝突させた。男性は頸椎捻挫などの軽傷を負い、重田被告は逃走した。

県警は8月、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)などの疑いで、重田被告を逮捕。だが、津地検は「車を凶器とした傷害事件として立件した方がより重い刑罰を望める」として傷害罪などで起訴した。