「うれし野アグリ」が新植物工場 LED導入で国内最大 三重

【LED照明を導入したミニトマトの新植物工場を示す辻社長=松阪市嬉野新屋庄町のうれし野アグリで】

【松阪】三重県松阪市嬉野新屋庄町のミニトマト生産・販売「うれし野アグリ」は4日、LED(発光ダイオード)照明を導入したミニトマトの新植物工場の完成式を開いた。建物は1・2ヘクタールで、LED照明のトマト栽培では国内最大となる。

同社は平成26年から、太陽光利用型植物工場2棟2ヘクタールで房取りミニトマトの生産と販売を手掛けてきた。新工場は受注量の増加に対応するため約6億5千万円かけて建設した。

LED照明を取り入れ、光合成を促進する赤と青の色を使っている。天候不良時と冬季にも光量が確保でき、冬場の収穫量が30―40%増加する見込み。

暖房には、隣接する辻製油の食用油工場から出る温水や、木質チップを燃やすバイオマス(動植物由来資源)エネルギーの余剰蒸気を再利用している。

新工場で年間約400トン、既存の2棟と合わせ年間約900トンを出荷予定。40人を新たに雇用する。現在、パートを含む約90人が働いている。

式典で辻保彦社長(76)は「大型植物工場へのLED照明の導入は国内で初めて。夢だった」と喜び、「環境にやさしいCO2の発生しない仕組みがモデルとして完成した。全国に広がってほしい」とあいさつした。