豚コレラ、三重でワクチン接種完了、8万9千頭に

三重県は3日、豚コレラ対策で実施していた豚へのワクチン接種を終えた。先月25日の着手から、想定通り10日間で完了。新たに生まれる豚や長期間にわたって飼育される母豚への接種は続ける。

県は最大で10万3千頭への接種を想定していたが、国の防疫指針に基づき、20日以内に出荷される予定の豚には接種しなかったことなどから、最終的に接種した豚は約8万9千頭にとどまった。

県や民間などの獣医師ら72人が接種の作業に当たり、176人の県職員が補助した。近隣で野生イノシシが感染するなどした監視対象農場のある北勢での接種は先月27日までの3日間で完了した。

一方、県は新たに生まれた豚や県外から持ち込まれる豚などを対象に接種を続ける。1月当たり約1万5千頭への接種を想定。農場ごとに豚の抗体があるかを調べる検査も定期的に実施する。

また、出荷豚を産む母豚は長期間にわたって飼育されることで抗体が低下する可能性があるという。このため、県は半年後にあらためて母豚に接種し、今後も年に1回程度の接種を予定している。