夢追うジュニア選手を表彰 吉田沙保里大賞

【吉田沙保里大賞を受賞した選手ら=津市北河路町のサオリーナで】

優秀なジュニア選手と指導者をたたえる「第6回夢追人 吉田沙保里大賞」の表彰式が2日、三重県津市北河路町の市産業・スポーツセンター「サオリーナ」であった。全国枠で選ばれたスポーツクライミング世界選手権女子リードの銅メダリスト森秋彩選手=茨城・つくば開成高=ら5選手と指導者が表彰された。

同大賞は津市出身で世界的アスリートの吉田沙保里選手に続くジュニア選手の育成を目的に平成26年度に創設。インターネットで寄付を募るクラウドファンディングや企業協賛で運営し、国際大会で優れた成績を残した小中高生と指導者を表彰する。

森選手を全国枠で、レスリングの小塚菜々(深谷小)と藤波朱理(いなべ総合学園高)、カヌーの日沖悠(桑名西高)の3選手を県内枠で選出。全国高校総体レスリング女子62㌔級で優勝した津市出身の稲垣柚香選手(愛知・至学館高)には特別賞を贈った。

表彰式では、実行委員会長の鈴木英敬知事が表彰状、レスリング五輪3連覇で実行委名誉会長の吉田沙保里さんが伊勢エビなどの副賞を選手らに手渡した。施設利用者ら約150人が拍手で選手らの功績をたたえた。

式後のトークセッションで森さんと吉田さん、鈴木知事が対談。森さんは日本勢で最年少の表彰台となった世界選手権を振り返り、「まさか表彰台に乗れるとは思っていなかったのでびっくりした。伸び伸びと戦えたのが良かったのではないか」と語った。

吉田さんは東京五輪の代表選考を控える森さんに対し、「自国開催のオリンピックはもう現役中には回ってこないと思う。若いときは伸び盛りなので勢いでいける。弱い部分をしっかり鍛え、けがをしないで目標に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。