V8か初制覇か 朝明と四日市工が激突 全国高校ラグビー県大会あす決勝

【四日市工の小倉空主将(左)と朝明の羽田昂生主将】

第99回全国高校ラグビー三重大会は3日、スポーツの杜鈴鹿メーングラウンドで決勝があり、8年連続10回目の優勝に挑む朝明と、初優勝を目指す四日市工が3年連続で激突する。優勝校は12月に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。両チームとも攻守でバランスの取れたチームで好勝負が期待される。

8連覇に挑む朝明は主将のPR羽田昂生(3年)を中心に接点を何度も繰り返し相手ディフェンスを消耗させたい。花園で勝てるチームを目指し専属のフィジカルコーチの指導でトレーニングを積んできた。セットプレーにも自信を持つ。

バックスを中心にタレントがそろった旧チームは花園の1回戦で八幡工(滋賀)に2点差で敗れた。コンバージョンキックも担当するCTB北村一真(3年)は「ゴールキックの差で負けた。キックの精度を高める練習もしてきた」。

「あの先輩たちでも勝てなかったということが今年のチームの出発点」と話す保地直人監督。「能力の飛び抜けた選手はいないが黙々と練習をやる子が多い。どんな展開でも慌てず今までやってきたことを発揮して欲しい」。

昨年のチームはFWに強みがあったが、今年の四日市工はバックスと連携した攻撃が持ち味。朝明を鍛えて過去7度花園に出場した斎藤久監督は「FWとバックスのバランスが良い。15人の全員ラグビーで花園を目指す」。

縦の突破力に視野の広さを併せ持つ主将のナンバー8小倉空(3年)やHO小森駿介(3年)らU東海代表3人を擁する選手層は厚く、バックスも50㍍5秒9のWTB宇治直生(3年)ら決定力のある選手が並ぶ。

身体作りと並行し走り込みにも力を入れた。県内の学校で一番走り込んできたと胸を張る小倉主将は「FWとバックスの連携で相手を疲れさせたい。前半自分たちのラグビーでイーブンに持ち込み、後半突き放す展開が理想」と闘志を燃やしている。