強制性交等致傷で懲役3年一部猶予 津地裁判決

女性に乱暴し、けがをさせたとして、強制性交等致傷の罪に問われた愛知県碧南市、無職濵遼太郎被告(30)の裁判員裁判の判決公判が1日、津地裁であった。平手一男裁判長は懲役3年、うち満期前の6月は保護観察付き執行猶予3年(求刑・懲役6年)とする判決を言い渡した。

同罪は法定刑の下限を懲役6年と定めているが、平手裁判長は酌量減軽と刑の一部執行猶予制度を適用して、法定刑の下限を下回る懲役とした。

判決理由で平手裁判長は「ストレスから犯行に及んだ動機は身勝手で酌くむべき点はない」と指摘。一方、女性と示談が成立していることなどから「同種事案の中で重い部類に属するとは言えない」と述べた。

その上で、濵被告の妻と出産予定の子どもが「被告の更生に資する」と指摘。酌量減軽を適用し、保護観察下で性犯罪者処遇プログラムを受けさせることが「再犯防止のために必要」と述べた。

平手裁判長は「刑務所に入り、自分の犯した罪と向き合ってほしい。ストレスの原因はいくらでもある。妻や生まれてくる子どものためにも、周囲に相談しながら更生の道を歩むことを切に願う」と説諭した。

判決によると、濵被告は4月3日夜、県北部の農道で、女性(19)を道路脇の田んぼに突き飛ばして口を手でふさぎ「騒いだら殺す」などと脅して乱暴し、左太ももに加療約十日のけがをさせた。