住民監査請求で陳述聴取 鈴鹿市の施設自販機設置で 三重

【意見を述べる請求人の髙井さん(右)ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】鈴鹿市が管理するスポーツ関連施設への市体育協会の自動販売機設置許可が不当とする住民監査請求に係る陳述の聴取が31日、同市役所であり、請求人の農業髙井幸郎さん(70)や市関係職員らが意見を述べた。

髙井さんは9月27日、末松則子市長に対して許可の取り消しや撤回、逸失利益の弁償などを求める住民監査請求をした。

請求人側は髙井さんのほか、代理人としてビオス法律事務所の木村夏美弁護士、元鈴鹿市副市長の一見奉雄さんの3人が出席。

木村弁護士は「自販機の管理者を体育協会とした理由が不明」、一見さんは「市の歳入となるべき自販機収益をスポーツ部局の判断だけで体育協会に簡単に渡した理由が判然としない」、髙井さんは「自販機設置の理由が熱中症対策であれば、単価に反映して安くし、施設利用者に還元できないか」とそれぞれ意見を述べた。

市側は文化スポーツ部の石坂健部長ら7人が出席。石坂部長は「自販機設置に係る行政財産目的外使用許可については市体育協会が申請書を市に出したことに対するもので、『体育協会が具体的に自販機の設置を求めていない』という事実をもとにした請求は前提を欠く」と述べ、反論した。

今後は、11月26日までに認容、棄却、却下いずれかの監査結果が公表される。