恐喝未遂で懲役1年求刑 尾鷲市職員、起訴内容認める 津地裁熊野支部 三重

元交際相手の20代女性に復縁を迫って断られ、現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の罪に問われた三重県尾鷲市南陽町、市職員北村嘉浩被告(43)の初公判が31日、津地裁熊野支部(石原和孝裁判官)であり、北村被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は11月12日。

冒頭陳述で検察側は、北村被告には妻子がおり、その一方で結婚前から被害女性と交際を続けていたと指摘した。昨年7月ごろ、被告は妻と生活費などを巡って口論になり、別居。女性には離婚したと伝えたが、女性から交際を解消したい旨を告げられたとした。

その上で検察側は、被告が女性に復縁を迫り、女性が復縁に応じなければ慰謝料目的に金を脅し取ろうと考えたと主張。「裸が写った写真などを他人に見せるという女性として最も大きな弱みにつけ込み、1カ月以上にわたって金を要求した」と述べた。

弁護側は示談が成立し、女性が処罰を強く求めていないことなどを指摘し、寛大な処分を求めた。被告人質問で北村被告は金を脅し取ろうとした理由について「復縁が目的だったが、金を払う方を選ばれ、引くに引けなくなった」と語った。

起訴状などによると、北村被告は7月11日ごろから8月15日ごろまでの間、数回にわたって元交際相手の女性に復縁するか現金を払うかの二択を迫り、応じなければ裸の写真をばらまくなどと言って脅したとされる。