横断的な臨床研究を推進 三重大付属病院 伊佐地氏が院長就任会見

【就任あいさつを述べる伊佐地病院長=三重大で】

三重大付属病院長に10月1日付で就任した伊佐地秀司氏(66)が31日、津市栗真町屋町の三重大で記者会見し、横断的な臨床研究が進められる環境を整え、地域医療への貢献を続ける考えを示した。

伊佐地氏は「臨床研究を進めてこれまでにない新しい治療を作り出すことが求められている」と強調。「臨床研究を病院全体と診療科を横断したようなところで研究プロジェクトとして進めたい」と述べた。

その上で「三重大は県内で一つしかない大学付属病院で、歴史が75年と地方大学では古い。県内の45病院で人事交流がある」と説明。「地域への貢献も忘れずにやっていきたい」と語った。

また、がん患者の遺伝子変異を調べて最適な薬を選ぶ「がんゲノム医療」の保険診療を早ければ年内にも本格的に開始すると表明。「スタッフは全部そろっていているが、少し準備がいる」と話した。

伊佐地氏は昭和54年3月に同大医学部を卒業し、60年7月に同大で医学博士号を取得した。専門は肝胆膵・移植外科学。平成23年4月から同病院の副病院長を務めていた。