尾鷲 光るべっ甲色 カラスミ生産始まる 三重

【屋上に並べられ天日干しされるカラスミ=尾鷲市中井町で】

【尾鷲】三重県尾鷲市中井町の鮮魚店「はし佐商店」で、秋の風物詩「カラスミ」作りが始まっている。

ボラの卵巣を塩で味付けして洗い、天日干しを繰り返してべっ甲色に染まると出来上がる。高級珍味として知られ贈答品に用いられる。

同店によると、ボラの水揚げ量は年々減り、尾鷲港での水揚げもほとんどなく、紀伊半島全域や四国から仕入れているという。

今年は26日から作業を始めた。30日は従業員3人が、同店の屋上に並べられた約500本のカラスミを2時間おきに1本ずつ裏返す作業に追われた。3週間ほど作業を続けることで生臭みがなくなり、濃厚な味になるという。価格は1腹5千円から。

同店の橋本功子さん(74)は「作業は順調で、仕上がりも良い」と話している。