児童ら江戸時代の参宮体験 伊勢の早修小 昔思い街道5キロ歩く 三重

【菅笠にわらじ姿で古市参宮街道周辺を歩く児童ら=伊勢市で】

【伊勢】江戸時代の伊勢参宮を疑似体験しようと、三重県伊勢市常磐の早修小学校6年生11人が28日、わらじ履きで学校近くの参宮街道筋向橋(すじかいばし)から伊勢神宮内宮まで約5キロの道のりに挑戦した。

わらじは、玉城町のしめ縄づくりの職人に教わりながら、児童らが手作りした。菅笠(すげがさ)に白い法被姿の児童らは、関西や関東などからの街道が合流する筋向橋でわらじを履き出発。伊勢神宮外宮前を通り、外宮と内宮を結ぶ古市参宮街道の坂を上った。かつて妓楼や旅館が軒を連ねた古市では、国の登録有形文化財「麻吉旅館」(同市中之町)なども巡り地域の歴史に触れた。児童らは、わらじの鼻緒が切れても補強し、かつて参宮客が行き交った道をたどり、約2時間半かけて内宮宇治橋前に到着した。

佐々木榛紀(はるき)君(11)は「わらじで歩くのは不安だったけど、だんだん慣れてきた」と笑顔。南舞城(ましろ)さん(12)は「わらじは固くて動きにくくて、足が痛かった。昔の人は、大変な思いをしても伊勢神宮に行きたい気持ちが強かったんだと思う」と話していた。