三重大学東紀州サテライト東紀州教育学舎が国際学会で最優秀賞 英語教育支援の取り組みで

【英語のゲームに取り組む児童ら=熊野市新鹿町の新鹿小学校で】

三重大学東紀州サテライト東紀州教育学舎(熊野市木本町)が東紀州地域の小学校で実施する英語教育支援の取り組みが、米ネバダ州ラスベガスで開かれた国際学会で最優秀賞をこのほど受賞した。

同学舎は、平成29年に県立木本高校の旧寄宿舎の一角に開設。専任教員1人と特任教員2人が常駐し、市内の小中学校でプログラミングや英語の出前授業を行っている。

三重大の大野恵理准教授(48)は同年8月に同学舎に着任後、同地域の小学校で英語を出前授業するほか、複式学級用の年間指導計画を作成。英語と日本語で授業の流れをまとめた英語授業の指導案や、小学生用の英語教材を地域の小学校に提供している。

3月に開かれた国際学会では、大野准教授らが「遠隔地域におけるテクノロジーを活用した英語教育」と題して、同地域での英語授業での取り組みなどを紹介。8カ国62件中、1位となる最優秀賞を受賞した。

大野准教授が英語の出前授業を行う熊野市新鹿町の市立新鹿小学校3、4年生は計8人の複式学級で学ぶ。授業ではビデオを使って自己紹介の練習をしたり、英語で会話をしながらカードをそろえるゲームをしたりして楽しみながら英語を学んでいる。

3年井谷隼人君(8つ)は「ゲームをしながら英語を学べるので楽しい。もっと英語を学びたい」と意欲的。

大野准教授は「指導案を作成することで、学校現場へ貢献したい」と話している。