市立尾鷲総合病院が優秀賞受賞 院内感染を防ぐプログラムで看護師2人発表

【「日本感染管理ベストプラクティスSaizen研究会」で優秀賞を受賞した東さん(右)と辻さん=尾鷲市上野町の尾鷲総合病院で】

【尾鷲】尾鷲市上野町の市立尾鷲総合病院の看護師二人が「日本感染管理ベストプラクティスSaizen研究会」で発表した、院内感染を防ぐプログラムが、優秀賞を受賞した。同病院が広報紙でこのほど公表した。

受賞したのは、放射線科の東園子さん(45)と、感染管理認定看護師で感染対策室の辻裕美さん(46)。研究会は4月に大阪国際会議場で開かれた。

2人は胃カメラ室での院内感染を防ぐ取り組みをまとめ、ポスターと口頭で発表。53施設63演題中、10演題が選ばれるベストプラクティス賞(優秀賞)を受賞した。

1日に何人もの患者が出入りする胃カメラ室の感染対策の重要性に気づき、手指衛生の必要性を調べてイラスト手順表にまとめ、放射線科の全看護師に配布、情報を共有したことが評価された。

研究会は、全国の病院や老人介護施設などの医師、看護師らが感染対策に取り組んだことを発表する場で、年に1度開かれている。

研究会への出場は、辻さんが胃カメラ洗浄の手順を標準化したいとの思いから、津市で開かれている研究会の一環である感染対策の勉強会に東さんを誘ったことがきっかけ。

東さんは昨年7月から勉強会に参加。他病院の看護師らと意見交換する中で、器材の清掃に対する認識が不十分であることや検査後の環境整備が適切に実践できていないことに気づいたという。

辻さんと東さんは「これからも患者さんに安全安心な医療を届けられるように頑張りたい」と口をそろえた。