台風被災地で心のケア 日本赤十字社三重県支部 長野に看護師や臨床心理士派遣

【長野市の被災地への出発を前にあいさつする志賀看護師長ら=伊勢市船江の伊勢赤十字病院で】

【伊勢】台風19号の被災地支援のため、日本赤十字社三重県支部は25日、被災者の心のケアにあたる支援班を長野市に派遣した。28日まで、現地の避難所などを巡回して活動する。

派遣されたのは、災害時の専門的な研修を受けた伊勢赤十字病院(伊勢市船江)の看護師2人、臨床心理士1人、事務員1人と県支部の調整員1人で構成する「こころのケア班」。長期化する避難生活で被災者のストレスを軽減するため、血圧測定などで健康状態をチェックしたり、手のマッサージをしながら話を聞くなどし、必要な医療や行政の支援につなぐ。

伊勢赤十字病院で出発式があり、楠田司院長が「被害は甚大で、被災者は心身ともにストレスがたまってくる。体に気を付けて、被災者に寄り添ってほしい」とあいさつした。

班長で看護師長の志賀由記子さん(50)は「避難生活では、眠れなかったり食事が取れなかったり、生きる気力をなくしてしまう方もいて、うつ病などにもつながる。チーム一丸となって支援活動に当たりたい」、臨床心理士の伊藤翔さん(31)は「つらい気持ちを受け止め、寄り添いたい」と話した。

式後、班員らは車に乗り込み、病院職員らに見送られて現地へ向かった。