「障害への理解深めて」 県立盲、聾学校が創立100周年 記念行事開催へ 三重

【創立100周年記念行事で展示する触察図を紹介する廣田教育長=三重県庁で】

廣田恵子三重県教育長は24日の定例記者会見で、県立盲学校(津市高茶屋四丁目)と、県立聾学校(同市藤方)の創立百周年を記念した行事を11月に両校で開くと発表した。両校の児童、生徒が楽器の演奏や手話の合唱など学習成果を披露する。廣田教育長は「行事を通じて障害のある人への理解を深めてもらいたい」と述べた。

県教委によると、両校は大正8年、県慈善協会が私立の「三重盲唖院」として設立した。同14年に県立となり、昭和22年に各校として独立。盲学校には27人、聾学校には81人が在籍している。

盲学校の創立記念行事は11月5―9日に開催。表面の凹凸を指で触って絵画を鑑賞できる触察図などを展示する。昨年10月に閉館した名古屋ボストン美術館が寄贈した触察図のうち20点を並べる。

11月9日には文化祭を開き、児童や生徒らが舞台上で合唱や朗読を披露し、ピアノや管楽器、打楽器などの演奏もある。高等部専攻科の生徒らは授業で学んでいるマッサージを実演する。

聾学校の記念行事は11月9、10両日の開催。9日は生徒会のオープニングセレモニーや、20年前の在校生らが埋めたタイムカプセルの掘り起こしがある。10日は劇や手話による合唱などを披露する。

廣田教育長は「盲学校と聾学校の学習成果を見てもらう機会はなかなかない。どんな勉強をしているかを実感してもらうことで障害のある人への理解を深め、交流の促進につなげたい」と述べた。

記念行事への参加は申し込み不要。文化祭は盲学校が9日午前11時から、聾学校は同9時20分から。プログラムに関する問い合わせは県教委特別支援教育課=電話059(224)2961=へ。