アコヤガイに感謝、供養 志摩「真珠祭」 貝大量死「原因究明必要」 三重

【焼香をしてアコヤガイを供養する参列者ら=志摩市阿児町神明の賢島宝生苑で】

【志摩】真珠を育むアコヤガイに感謝して供養し、真珠養殖事業の発展を祈願する「真珠祭」が22日、三重県志摩市阿児町神明の賢島宝生苑で開かれた。

神明真珠養殖漁業協同組合(谷口博俊組合長)を中心につくる実行委員会が主催し、69回目。供養祭は例年、円山公園の真珠貝供養塔前で行われるが、今年は前日の雨の影響で賢島宝生苑で開き、県真珠養殖連絡協議会の山際定会長、竹内千尋志摩市長ら関係者約200人が参列した。

谷口組合長は「本年度は原因調査中のアコヤガイ大量死が起こり、来年度、再来年度の挿核に必要な稚貝が激減した。真珠業界が末永く続いていくために、若手生産者や後継者の定着とともにアコヤガイ大量死の原因を究明し、良質なアコヤ真珠の生産が必要。このことが尊い命を犠牲にしたアコヤガイの供養になると信じている」とあいさつ。

全国真珠養殖漁業協同組合連合会の藤田哲也会長ら3人が弔辞を述べ、僧侶の読経に続いて参列者が焼香した。例年は祭典後、アコヤガイの母貝や真珠玉を海に放生するが、今年は関係者やミス伊勢志摩らが木おけの中に放った。神明公民館では餅まき大会も行われた。