新時代の繁栄祈る 伊勢神宮で即位礼当日祭 三重

【小松大宮司を先頭に正宮に向けて参道を歩く神職ら=伊勢神宮内宮で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮内宮で22日、天皇陛下の即位礼正殿の儀に合わせた即位礼当日祭があり、小松揮世久大宮司をはじめ神職25人が神饌(しんせん)を正宮(しょうぐう)へと供えて新しい時代の繁栄を祈った。

祭事の始まりを知らせる太鼓を合図に、小松大宮司を先頭とした神職一行が斎館を出発。祓所(はらえど)であわびや魚、野菜など神前に供える神饌を入れた辛櫃(からひつ)をおはらいして清めた後、一列になって正宮へと運んだ。

正宮では、仕上げの調理を施した神饌を神前に供え、祝詞を奏上して国民の平和と繁栄を祈願した。大勢の参拝客が見守る中、祭事は約1時間で終了。外宮や別宮を含む125社全てで同様の儀式が営まれた。

福島県いわき市から夫婦で参拝に訪れていた会社員鷺喜義さん(58)は「じかに儀式を見て感動した。平和で戦争や災害のない世の中になれば」と話していた。

 

■歴史の一場面に立ち会い感動 三重県知事謹話■
国内各界の代表はもとより、各国元首などの参列を得て、即位礼正殿の儀が厳粛に挙行され、私も180万県民を代表して参列させていただきました。

高御座の御帳が開かれ、束帯装束をお召しになられた天皇陛下がお姿を表すと、辺りは厳かで凜とした空気に包まれました。そして、即位を内外に宣明されたお言葉を聞き、脈々と受け継がれてきた日本の歴史の一場面に立ち会うことができ、感動を覚えるとともに、令和の時代の始まりに思いを新たにいたしました。

世紀の式典に参列することができ、身に余る光栄を感じるとともに、御即位に伴う一連の儀式として、いよいよ来月には神宮に御親謁になられることから、御来県にあたり三重県民を代表してお出迎えさせていただく者として、身が引き締まる思いがいたしました。

天皇陛下におかれましては、昨年、全国高等学校総合体育大会において行啓いただき、県内各地を御視察いただきました。終始優しい笑顔で、県民一人ひとりに分け隔てなく気さくに接していただいた陛下のお姿が今も胸に残っております。

来月の御来県が陛下にとって思い出深いものになりますように、県民の皆様と一緒に心から御来県をお待ちしたいと思います。