鈴鹿・長太小3年生が「鯨船」練習、児童集会で発表へ

【長太鯨船保存会会員の指導を受けながら練習する児童ら=鈴鹿市長太編朝日町5丁目の市立長太小学校で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市長太旭町5丁目の市立長太小学校(藤本尚校長)で21日、3年生約50人が、市無形民俗文化財に指定されている鯨船行事の練習をした。

鯨船行事は古式鯨漁法を再現し、上下歌とともに鯨船を引き回して豊漁や富貴を祈願する神事。長太地区の飯野神社で毎年10月に奉納される。

児童らは総合的な学習の一環として、9月から踊り子、太鼓、上下歌、鯨操作の4パートに分かれて、週2回ペースで練習してきた。30日の児童集会で発表する。

この日は長太鯨船保存会(中村浩会長)の会員4人が、講師として指導に参加。

児童らは一通りの流れを発表し、会員から「歌のスピードをもう少しゆっくりにした方がいい」「もりで鯨を突くタイミングを考えて」などのアドバイスを受けた。

踊り子役の1人、阿久根花音さん(9つ)は「踊りは楽しい。もりを投げるところをもう少し練習したい」と話していた。

中村会長(73)=同市長太旭町=は「長太の伝統をこどもたちに伝えていきたい。子どもたちが参加してくれると長太が元気になる。長太が元気になると鈴鹿も元気になる」と話していた。