尾鷲降水量600ミリ超、沓川氾濫 3市3町で287人避難 三重

18日から19日にかけ、三重県内では南部を中心に大雨が降った。尾鷲市では降り始めからの降水量が600ミリを越え、市内を流れる沓川が氾濫。県などの調べでは、同市など3市1町で浸水被害が出ているほか、志摩市では高齢女性が消防に救助された。

気象庁などによると、17日午前6時の降り始めから19日午後7時までの降水量は尾鷲市が627・5ミリ▽御浜町が493ミリ▽熊野市が383ミリ▽紀北町が367ミリ▽志摩市が251ミリ。ピーク時には、尾鷲市や紀北町など3市3町の287人が避難した。けが人はいなかったという。

志摩市では大王町船越で80代の女性が消防に救助された。19日午前1時すぎに近隣住民から救助要請があり、消防が駆け付けると女性が家の中から助けを求めていた。道路は腰の辺りまで冠水し、ゴムボートで救助に向かったという。

県によると、沓川の氾濫による被害はないという。床上などの浸水被害は尾鷲、志摩の両市がいずれも16軒。熊野市と紀北町でも床下浸水が発生した。午後3時現在、尾鷲市曽根町では町内全域92戸で上水道が断水している。土砂災害も起こり、尾鷲市では倉庫が土砂で全壊した。

JR東海は紀勢本線の三瀬谷から新宮駅間で始発から午後4時57分まで運転を見合わせた。鳥羽市営定期線や津市のなぎさまちと中部国際空港を結ぶ津エアポートラインも一部が欠航となった。