「第2の人生もチャレンジ!」 吉田沙保里さん、日赤三重支部130周年で講演 津

【講演する吉田さん=津市一身田上津部田で】

日赤三重県支部は19日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで創立130周年記念大会を開いた。市出身でレスリング五輪3連覇の吉田沙保里さんが約300人(主催者発表)を前に「何事も夢や目標を持って、チャレンジする大切さ」と題して講演した。

吉田さんは、レスリング競技で五輪出場を目指したきっかけについて「中学生の頃にアトランタ五輪で活躍していた柔道の谷亮子選手に憧れ、私も金メダルを取りたいと思った」と語った。

銀メダルだったリオ五輪を振り返り「負けた人の気持ちがよく分かる大会だった。表彰台の2番目に上ったときにいろんなことを考えさせられ、競い合う仲間がいたからこそ頑張れたと実感した」と述べた。

最後に「1月に引退したが、33年間頑張ることができた。第2の人生では、いろんなことに挑戦して充実した毎日を過ごせればと思っているので、また応援してほしい」と結ぶと、会場から拍手が起こった。

記念大会ではこのほか、資金を拠出したり、業務の進展に尽くしたりするなど日赤の活動に貢献した個人・法人・団体に有功章や感謝状を贈呈。絵画・書道コンクールの上位入賞者を表彰した。

また、県総合博物館では同日、日赤の歴史を振り返る「日本赤十字社展」が始まった。洋画家・東郷青児(1897―1978年)が寄贈した絵画や看護服などが展示されている。入場無料。11月4日まで。

日赤県支部は明治22年10月19日に日赤県委員部として発足した。同34年には四郷村(現・伊勢市)に看護婦養成所を開設。昭和34年の伊勢湾台風では救護活動に取り組むとともに、全国の各支部に応援を呼び掛けた。