来月から「みえジビエフェア」 スタンプラリーや試食ブース 推進協議会、風評被害対策に尽力へ

【渡邉副知事(中央)に「みえジビエフェア」を告知した中森副会長(右から2人目)ら=県庁で】

三重県内でジビエの加工食品を生産する事業者などでつくるNPO法人「みえジビエ推進協議会」は11月から、県産ジビエの消費拡大を目指して「みえジビエフェア」を開く。豚コレラの風評被害がジビエに及ぶことが懸念されるため、フェアでは試食などを通じて安全性も訴えたい考え。協議会の関係者らが18日、県庁で渡邉信一郎副知事に開催を告知した。

協議会によると、フェアは県産ジビエの認知度向上や消費拡大を目指し、五年前から狩猟解禁の時期に合わせて開いている。今回は県内で野生イノシシの豚コレラ感染が確認されたことなどから、ジビエの風評被害対策も目的の一つに位置付けることにした。

フェアでは、県内でジビエ料理などを提供する「みえジビエ登録施設」を巡るスタンプラリーを11月1日から実施する。スタンプラリーの参加店舗でジビエ料理を購入したり、ジビエの商品を購入したりした人らに、抽選でジビエの加工品を送る。

10月23、30の両日と11月6日には、県庁の食堂で、鹿肉のコロッケなど、ジビエを使ったメニューを提供する。11月9日と同23日には、津市高野尾町の農林水産物直売所「高野尾花街道朝津味」で試食などのブースを出展する。

また、壱番屋は11月から、県内のカレー店「CoCo壱番屋」で「みえジビエやわらかシカしゃぶカレー」(1078円)を提供する。度会町棚橋の「味工房わたらい」は、米こうじなどで鹿肉を加工した新商品「鹿しうまいなぁ」(600円)を販売する。

この日、協議会の中森秀治副会長は「豚コレラで買い控えなどの風評被害が出ないか心配。ジビエの安全性をアピールできるよう取り組む」と語った。北勢で捕獲したイノシシが感染の調査に使われていることを踏まえて「何とか早く収束させてほしい」と求めた。

渡邉副知事は「直ちに風評被害があるとは聞いていないが、イノシシを食べるシーズンになると、風評被害も懸念される」と指摘。「フェアを通じてジビエの安全性をしっかり周知し、消費者に正しい理解を持ってもらえるよう協力してほしい」と激励した。