空飛ぶクルマ実験地に 南伊勢町長、三重県知事にアピール

【度会郡】三重県の小山巧南伊勢町長と鈴木英敬知事による一対一対談が17日、同町五カ所浦の町民文化会館であった。町が取り組む英語教育への支援や「空飛ぶクルマ」の実証実験、国道260号の整備などについて意見が交わされた。

鈴木知事は冒頭、台風19号による全国的な被害や県からの応援派遣にふれ、「明日は我が身。全力で応援したい」とした。また来月8日から新病棟が供用開始となる町立南伊勢病院が、再編や統合の必要性があるとして厚労省が発表したリストに含まれていた点は「古いデータを元にしたひどい情報提供。引き続き県内のモデルとなる取り組みを継続していけるよう連携していきたい」と話した。

県が取り組みを進めている「空飛ぶクルマ」事業について、小山町長は交通対策や物流効率化などの観点から「実証実験地として使って欲しい」と呼びかけた。鈴木知事は「南伊勢や志摩、鳥羽が具体的な計画を出しているがそれぞれに課題があり、色々なところでやりたいと考えている」と説明。計画に向けたロードマップを作成中で、年度内にも観光に関する実験の一部を町で実施する意向を示した。

また国道260号のうち道幅が狭く事故の危険性が高い船越工区、東宮河内工区の早期整備への要望について、「町にとって生命線と認識している。工事の進め方を議論して、用地取得など調整に向けて協力を求めていきたい」と述べた。