東京五輪・パラ 三重県産食材採用向けPR 食事提供者招き試食、商談

【三重県産食材を使ったメニューを提供する学生ら=津市一身田上津部田で】

三重県は17日、東京オリンピック・パラリンピックの選手村や大会関係者の宿泊先などで食事の提供を予定している事業者らを県内に招き、農林水産品の生産地を巡るツアーや商談会を開いた。18日までの2日間、県産食材を使ったメニューの試食などを通じて魅力をアピールする。

昨年も都内で商談会を開いたが、県内では初開催。食の安全や生産者の思いなど、味だけではない魅力も伝えようと企画した。選手村で食事を提供する事業者は年度末にも食材の調達先を決める見通しで、県は「今回が最後のチャンス」と位置付ける。

首都圏を中心に、ケータリング業者やレストランのシェフら約50人が参加。先端技術でトマトを栽培する浅井農園(津市)や海女小屋はちまんかまど(鳥羽市)などを訪れて生産者から食材の特長などを聞いたほか、生産者との商談会にも臨んだ。

津市一身田上津部田の県総合文化センターでは、県産食材を使った創作料理の試食会も開催。フランス料理店「ボンヴィヴァン」の河瀬毅オーナーシェフがメニューを監修し、三重調理専門学校の学生ら19人が授業の一環で調理を担当した。

会場には、伊勢まだいや松阪牛、熊野地鶏、アオサノリなど16品目を使った11のメニューが並んだ。「伊勢あかりのぽーく」を生産した県立明野高の生徒は壇上で参加者に食材の魅力を紹介。「オリンピックで提供し、世界の人にアピールしたい」と語った。

「鯛と伊勢エビのパエリア」を調理した西口暁さん(22)は取材に「タイのだしをしっかりと生かせるよう工夫した」とし、塩谷佳夏さん(20)は「大勢の人に食事を提供するのは緊張したけど、おいしいと感想を言ってもらい、やりがいを感じた」と話していた。