ダイオウグソクムシが脱皮 鳥羽水族館3例目、世界では5例目 三重

【脱皮したダイオウグソクムシ(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽3丁目)は13日、飼育しているダイオウグソクムシの脱皮を確認したと発表した。同館での事例は28年9月以来3例目で、世界ではアメリカの1例を含めこれまでに5例しか確認されていないという。

同館企画広報室によると、脱皮したのは同館で飼育中の5個体のうち、26年5月から飼育中のオス「№23」で、脱皮前の体長約31センチ、体重約1キロ。9月1日ごろから体の前半部が白く変色する脱皮の兆候を見せ始め、13日午前6時50分ごろ、点検に来た飼育員が後半部の脱皮を終えているのを確認した。

ダイオウグソクムシを含む等脚類は脱皮時に体の後半部を先に脱ぎ、硬化した後に残りの前半部を脱ぐ習性がある。過去に確認された4例とも後半部の脱皮から約1カ月前後でへい死し、完全脱皮の飼育例はまだ確認されていないという。

飼育担当の森滝丈也さん(49)は「当初の予測より遅かったのでやきもきしていたが無事脱皮できて安心した。前半部も成功してくれたら」と話していた。

脱皮した殻は14日の閉館まで水槽内で展示予定。