四日市 10人が独自の作風追及 萬古作家協会展 三重

【出品した急須を紹介する清水さん=四日市市高砂町の伝七邸で】

【四日市】「四日市萬古作家協会展」(同協会主催)が11日、三重県四日市市高砂町にある国の登録有形文化財「伝七邸」で始まった。萬古焼の伝統を受け継ぎながら、独自の作風を追求した協会作家10人の渾身(こんしん)の10作品が並んだ。13日まで。台風19号の接近のため12日は休館。

伝七邸での開催は2回目。萬古焼の創始者沼波弄山(ぬなみろうざん)の生誕300年記念イベントとして、昨年10月に開いて以来で、今回は弄山の死後、一時途絶えた萬古焼を再興させた桑名の商人森有節(1808―1882年)の功績に焦点を当てた。

会場には、有節の「再興萬古」をテーマに木型を使って制作した急須や、ピンク色のうわぐすり腥臙脂釉(しょうえんじゆう)があしらわれた酒杯などが並ぶ。青白磁の急須を出品した清水潤さん(46)は「10人それぞれの個性あふれる作品を楽しんで」と話した。

協会作家や若手作家が制作した作品の展示即売コーナーもある。萬古焼の器に料理を盛り付けた限定のランチメニューも提供し、12日午後3時まで、電話予約を受け付ける。申し込みは、伝七ステーション=電話059(340)0117=へ。