伊勢の日本画家ら紹介 伊勢古市参宮街道資料館 円山四条派の流れくむ11人 三重

【江戸―明治期に活動した伊勢の日本画家の作品などが並ぶ会場=伊勢市中之町の伊勢古市参宮街道資料館で】

【伊勢】江戸―明治時代に活動した三重県伊勢の日本画家たちを紹介する企画展「神都画人 伊勢の円山四条派・前篇」が、伊勢市中之町の伊勢古市参宮街道資料館で開かれている。27日まで(15、21日は休館)。

近世の代表的な画派の一つ、円山四条派の流れをくむ11人を紹介。京都から伊勢に移り住み、写実的な円山派の画風を伊勢に伝えた岡村鳳水(ほうすい)(1770―1845年)、その弟子で伊勢出身の上部茁斎(せっさい)(1781―1862年)、江戸後期から明治期にかけ活躍した磯部百鱗(ひゃくりん)(1836―1906年)ら主要な4人を中心に、びょうぶや軸の作品27点を展示。解説パネルで画家たちの生涯を伝えている。

企画した世古富保館長は「伊勢は全国各地から参宮客が訪れたことから、多様な文化が伝わり、産業とともに発展した。無名だが優れた作家が多くいたことを発信し、広く知ってもらいたい」と話している。

明治―昭和初期の画家を紹介する後編は、来年夏に開催予定。問い合わせは同館=電話0596(22)8410=へ。