犯人役を見つけ噛みつき 警察犬候補、32頭審査 三重

【逃走する犯人役に飛びついてかみつくシェパード=鈴鹿市津賀町で】

【鈴鹿】三重県警は8日、鈴鹿市津賀町の鈴鹿さつき温泉グラウンドで、行方不明者の捜索などを行う嘱託警察犬の審査会を開いた。県内から32頭が参加し、日本警察犬協会の公認訓練士の指示に従って犯人や行方不明者の足取りを追う技術などを競い合った。

県警は審査会を毎年開催。審査に通ると嘱託警察犬として各署に委嘱される。昨年の出動件数は77件。大半は行方不明者の捜索という。この日は、シェパード▽ラブラドール・リトリーバー▽ゴールデン・リトリーバー▽コリーの4種が参加し、同協会の審査員や県警鑑識課の職員らが採点した。

審査項目は犯人の足跡から臭いをたどり、遺留品を捜索する「足跡追求」▽5枚の布の中から犯人と同じ臭いの布を探し当てる「臭気選別」▽隠れている犯人を見つけ出し、逃走したら飛びついて足止めする「警戒」の3項目。公認訓練士の指示に正確に従えるかもチェックした。

警戒の審査では4つのテントが設置され、そのうちの一つに犯人役が隠れた。参加したシェパード4頭は、公認訓練士の指示に従ってテントの周りを見渡し、犯人を捜索。見つけると吠え立てた。最後に犯人役が逃走すると、防具を着けた左腕にかみついた。犬によって見つけ出す時間やかみつく勢いが違い、審査員が採点していた。審査に通過すると来年の元旦から1年間、警察犬として活躍する。