東京五輪 カナダ、津でキャンプ開始 レスリング、小中生と交流 三重

【カナダ代表(左)から指導を受ける参加者=津市一志町高野で】

来年の東京五輪でレスリングに出場するカナダ代表チームの1年前キャンプが6日、三重県津市内で始まった。9日まで市産業・スポーツセンター「サオリーナ」を拠点に過ごし、市出身で五輪3連覇の吉田沙保里選手や県内の小中学生との交流を予定している。

来県したのは、今年の世界選手権女子59キロ級の金メダリスト、リンダ・モライス選手を始めとする女子選手5人とスタッフ9人の計14人。同市羽所町のホテルグリーンパーク津に宿泊し、サオリーナでトレーニングする。5日夜に県内入りした。

6日は同市一志町高野の一志体育館でジュニア選手を対象としたレスリング教室を開き、県内の小中学生ら64人が参加した。代表選手らは参加者とストレッチやミニゲームを通じて交流。レスリングの技を実演し、参加者と組むなどして指導した。

参加した四日市市立三重小5年の小栗聡太君(11)は「カナダ選手の組み手や形が分かってとてもうれしい。投げてから足を取ることでアンクルの形になっていて展開しやすく、そういったところで点を取れるのだと思う」と話した。

同日夕には宿泊先のホテルグリーンパーク津で、歓迎レセプションが開かれた。吉田選手や鈴木英敬知事、前葉泰幸市長が出席し、代表チームの来県を歓迎。地元の保存会が市の伝統芸能「唐人踊り」を披露したほか、餅つき体験を実施して楽しませた。

鈴木知事は事前キャンプを誘致するため、平成29年に同国を訪問し、レスリング協会に県内の競技施設を紹介。昨年3月に同協会がサオリーナを視察し、同年11月に実施が決まった。今回は1年前キャンプで、五輪開催の1カ月前に事前キャンプを実施する。