故石原さんの原稿を書籍に 鳥羽・海の博物館前館長、1周忌に合わせ発刊 三重

【故・石原前館長の原稿をまとめた「うみはいのち~石原義剛 海を語る」を手にする真伊さん=鳥羽市立海の博物館で】

【鳥羽】昨年9月17日に81歳で亡くなった三重県鳥羽市立海の博物館(浦村町)前館長の石原義剛さんの1周忌に合わせて、同館を運営する公益財団法人東海水産科学協会は4日、石原さんの原稿をまとめた書籍「うみはいのち~石原義剛 海を語る」を発刊した。

石原さんは津市出身で、昭和46年に開館した同館二代目館長を務めるかたわら、海の環境を守る「SOS(SAVE OUR SEA)運動」の一環で冊子「海と人間」を発行し、海を取り巻く課題を発信。また海女文化の振興や発信にも力を入れ、平成25年10月―29年7月にかけて毎日新聞地方版でコラム連載を続けていた。

全295ページで、前半は海女文化を中心に石原さんが紙面で連載した原稿から抜粋したものを、後半には冊子で紹介した海の保全運動や課題をまとめた。

編集に関わった石原さんの次女で、同協会理事長を務める真伊さん(48)は「これまで一部の人しか読めなかったものを、形として残すことで広くいろいろな人に読んでいただきたいと考えた。50年近く前と現在とで、海を巡る環境がどう変化したかを知ってもらうのも面白いと思う」と話した。

書籍は1000部を刊行。館内売店での販売のほか、希望者には郵送も受け付ける。問い合わせは同協会=電話0599(32)6006=へ。