津地裁 借家に放火、保険金詐取 男に懲役7年判決 三重

借家に放火し、失火を装い保険金をだまし取ったなどとして、現住建造物等放火や詐欺などの罪に問われた三重県四日市市三重、無職澤村昭一被告(59)の裁判員裁判の判決公判が4日、津地裁であり、平手一男裁判長は懲役7年(求刑・懲役9年)の判決を言い渡した。

判決理由で平手裁判長は「大家への悪感情から行った身勝手な行為の上、保険制度を利用しており、一層悪質」と指摘。保険金で弁償をせず、全て使ったことに触れて「反省を深めているようには感じられない」と述べた。

判決などによると、澤村被告は昨年10月28日午前11時ごろ、当時暮らしていた同市北町の木造2階建て借家の自室で布団にライターで火を付けて食用油をまき、約19平方メートルを焼いた。さらに、この放火を失火と装い、保険会社から250万円をだまし取った。

昨年10月30日には、大家への嫌がらせとして、放火した借家の扉や壁にスプレーで「150万円払え」などと落書きをした。同年12月6日には同市安島のスーパーで、女性用下着6点(販売価格計約1万8000円)を盗んだ。