「議会の立場に影響」 県民参加型予算に三重県議指摘 

三重県が来年度当初予算の「調製方針」を公表した4日の県議会全員協議会では、今回の予算編成から導入される県民参加型予算に、県議から「議会の立場や活動に影響を与える」との指摘が上がった。

指摘したのは、西場信行県議(自民党、10期、多気郡選出)。県民参加型予算について「予算編成の方法を全く変えようとしていると思う。なぜ導入する必要があるのか」などと述べ、経緯の説明を求めた。

鈴木英敬知事は「県民の新たな発想を取り入れ、予算への理解や共感を持ってもらえるよう、4月の知事選で政策集に書いたのが発端」と説明。「一部で編成のプロセスは変わるが、実施させてほしい」と述べた。

これに対し、西場議員は「議会は県民の代弁者。県が県民の声を直接に反映させれば、多少なりとも議会の立場や活動に影響を与える」と指摘。「議会も審議のあり方を検討しなければならない」と語った。

紀平勉総務部長は「これまでも現場の声を施策に反映してきた。今回は、それを制度化した形。あくまでも(予算案は)議会に議決していただく。決して議会を軽視しているわけではない」と理解を求めた。