津 東邦ガスで合同防災訓練 住民や園児270人参加 三重

【非常階段で屋上に避難する園児=津市南丸之内の東邦ガス三重支社津営業所で】

【津】三重県津市南丸之内の東邦ガス三重支社(草深隆道支社長)は3日、同所の津営業所で近隣住民らと合同の防災訓練を実施した。市や市中消防署の協力で社員、住民、近隣の園児や保護者計約270人が災害時の対応を確認した。

同営業所は平成24年に市の津波避難ビルの指定を受けており一昨年に初めて近隣に呼び掛け大規模な訓練を実施。今年は東南海地震から75年、伊勢湾台風から60年の節目に当ることから2年ぶりに開催した。

訓練は地震による津波、火災などを想定し複合的に実施。参加者は誘導に従い非常階段から5階建て社屋の屋上に避難したほか煙ハウス、起震車、水消火器などを体験した。高さ16メートルの屋上から社員をはしご車で救出する訓練もあった。

園児は屋上への昇降のみを体験し市職員から「津波のときはより遠くより高くへ逃げる」と教わった。

住民の女性(66)は「ビルを上ってみると大変だった。実際に体験できて安心した」と感想を述べ、園児の母親(37)は「子どもも煙ハウスや起震車を体験できるともっとよかった」と話した。

草深支社長(51)は「エネルギーを供給する会社として地元密着で防災に取り組むのは大切な仕事。今後も継続していきたい」と述べた。